世界中の空港ラウンジを快適に過ごすブログ:19 7 17
3〜4歳の息子って、
食べものを噛めないほど
口いっぱいにつめこむことがありますよね。
いろいろな味を理解しはじめ、
美味しさがわかりはじめる時期なのですが、
小さな口全体で一度にその感覚を味わいたいと、
口いっぱいに入れてしまいます。
これは、
自分の口の許容量が分かっていないこともありますが、
味覚が発達しはじめている証拠なんです。
同時にいろんな食べ物を口に入れて味わうのは、
こんな幼児期から育まれるんですね。
つまり、ドンブリものを味わう基礎ができる時期なのです。
汚すから、危険だから…と親が単品ずつ食べさせたり、
ひと口ずつと厳しくしすぎると、
幼児はいろんな味を
同時に口の中で感じることをができなくなってしまいますよ。
ある小学生の息子に、
親子丼を食べさせたら、
具の部分だけを全部食べてからライスを食べはじめました。
はじめて親子丼を食べたというわけではなく、
他の食事もすべて単品ずつ片付けていくのです。
いわゆる一点喰いといわれるものです。
ドンブリものは、あまり上品なイメージではありませんが、
これを上手に食べて、
おいしいと感じることができる感覚は大事なことだと思います。
ところでドンブリものが、なぜおいしいかというと、
それは、なんと言ってもライスといっしょだから…
ライスには、ほのかな甘みがありますが、
いくぶんかの塩分を添えると、それがさらに際立ちおいしく感じます。
ライスと別々に食べても同じような気がしますが、
丼にすると、
ライスに味や香りの微妙なグラデーションがつくのです。
また、
様々な具材の食感もライスと同時に味わうことができますから、
ひと口という限られたスペースで
一度に味わえる快感というのも得られるわけです。